学内通信の「聖光通信」より、「この一年を振り返って」というテーマに生徒が寄稿してくれました。
̶̶̶ 離れていて授業できるの?
中学2年生の最後あたりからオンライン授業が実装されました。初めは、「離れていて授業できるの?」と思い少しワクワクでした。実際に先生たちが動画を作って生徒に配っていたので「こってるなー」と思い感心しました。期間が1、2週間なのであっという間に終わり、すぐ春休みになりました。春休みも終わり、中学三年生になると担任や各教科の先生もガラっとチェンジして始まりましたがオンラインで見えづらかったり、誰が何先生なのかもわからないくらい混乱してしまいました。そして授業も動画配信からzoomに変わりました。
̶̶̶ 友だちに会えた時の感動は今でも忘れていません
夜には寮生がオンラインで集まる「オンライン寮」がありました。内容を一言で言うと「オンライン自習」です。この活動のメリットは「学習をする場所がある」ことです。1人じゃやる気になれなくても、時間を寮が決めてくれているので問答無用で始められます。それに対してデメリットは、「サボろうと思えばいくらでもサボれる」と言うことです。しかし、やる気になれば、わからないところは先生に聞けるし、友達とも意見交換できるので、オンライン学習にもメリットがあり私はいいなと思いました。そして、学習時間が終わったらシャワーを浴びて寝て、中3ライフの一日は幕を迎えます。 こんなオンライン学校を続けていると、「オンラインではなく実際にみんなと会いたい」と思うようになります。そしてある日突然に奇跡は起きます!
それが6月あたりから始まった「分散登校」です。最初は私も「オンライン生活ともおさらばできるぜっ」と思っていましたが、分散登校なのでもちろんたくさん来るというわけでもなく、前の日に泊まり当日は授業だけを受けてすぐ帰るという感じでした。だけど、友だちに会えた時の感動は今でも忘れていませんし、その日はみんなで遊び尽くしました。
̶̶̶ 聖光祭の実行委員の先輩方に感謝しています
夏休みも終わって9月ぐらいになったらようやくみんなと会えました。その時には、「通常登校」になりました。それでも、あんまり大きいイベントはなくこの学校の一大イベントのうちの一つである聖光祭もオンラインという形になりました。私は聖光祭ではいつも「戦車研究会」という企画に参加していたのですが、三密や聖光祭の開催が夏休み後に発表されたので、準備期間があんまり思うように進まなくて、企画ができませんでした。実際に私は、戦車の紹介レポートをたくさん書いたのですが、聖光祭の実行委員の突然決められたルールのなかに、「各企画の成果は数分の動画にまとめなければいけない」とあったので私の描いたレポート(画像参照)が出たのもほんの一瞬でみた人もじっくりは見れないので頭には入ってないと思いますし、その数分の動画についての詳細もわかんなかったので盛大に行かせなかったのがとても悔しかったです。そんなモヤモヤと後悔が残った聖光祭でしたが、家にいるだけでは味わえない楽しみを友だちと分かち合えたので「まあいいか!」という感じで終わりました。実際に聖光祭もなかったらと思うと、ものすごく退屈だったと思うので聖光祭の実行委員の先輩方に感謝しています。そして、ずっと家にいる毎日と比べたら、学校の何もない一日でもとても楽しかったです。そして今こう やって、この文章を書かせてもらっていることも 「いい経験になるかな」と書いているので、もし私を見かけたら感想について伝えてくださると嬉しいです。