8/5から2泊3日で広島県広島市を訪れ、
平和について学ぶことを主とした黙想会を開催しました。
平和記念資料館を2時間半じっくりと時間をかけて見学したのちに
幟町にある平和記念聖堂にて平和記念ミサに参加しました。
日本のカトリック司教はもとより、アメリカやイタリア等各国から
カトリックの枢機卿と呼ばれる国賓級の司教団による司式のミサは
SPがそこかしこに立ち、聖堂に入る際には荷物と身体検査、
飲み物は目の前で飲んで見せるという空港のセキュリティチェックばりの厳重警戒の基開かれました。
翌日の朝4:30起床で平和公園まで4.5kmの道のりを歩き、(始発がありませんでしたので。)
平和記念公園で6:15から始まる「宗教者祈りの集い」に参列しました。
公園に近づくと、デモを警戒する機動隊の多さに物々しさを感じます。
そして、平和記念式典に参列するための行列がすでに数百mになっていました。
私たちは式典には参加しないので、公園の外側を歩き、祈りの集いが行われる原爆供養塔へ向かいました。
そこには、神道・仏教・キリスト教の正装に身を包んだ聖職者が並んで座っており、祈りの集いはそれぞれの宗派のやり方で慰霊の儀式をして進められます。
集いの最後に、焼香の列に並び、一人ずつ献香をしました。
祈りの集いが終わり、聖堂の前でちょうど8:15になり、教会の鐘の音と共に黙祷を捧げました。
黙祷を終えて、ミサに参加し平和を祈る時間をとりました。
ミサ後には、広島ノートルダム清心の生徒さんによる聖堂案内を聞き、それが終わるとすぐに場所を変えてユースプログラム(中高生向け平和の分かち合い)に参加しました。
プログラムは若者に配慮して、引率の大人は別グループで参加するよう分けられていたので分かち合いの様子は見ることができませんでしたが、終わった後の発表を聞く限り、
「本音の分かち合い」ができたのではないかと思います。
ひとグループ8〜10名くらいで代表の1名がどんなことを分かち合ったのかを発表したのですが、聖光生も3名、一生懸命発表をしてくれていました。
内容は、
・平和とはみんなが我慢をしている状況ではないか。
・信仰は平和につながるのだろうか。
・生きるための侵略が必要な環境もあるのではないか。
・クーラーが効いていて守られた環境で平和を語ることに違和感がある。
・戦争をしていない状況が平和なのではない。
など
もっともっと深堀りしたい意見がたくさん発表されました。
総じて、とても良い分かち合いになったのではないかと思います。
長い午前中の日程を終えて、午後からは観光目的の自由時間としました。
私は宮島観光のグループについて行きましたが、宮島訪問が初めての生徒がほとんどで、フェリーに乗ったり鹿に驚いたり、とても楽しそうにしていました。
観光を終えて、センターに戻ると高1松本くんがリーダーとなり、夕食をみんなで作り、美味しいハンバーグで幸せな夕食の時間となりました。
食事についても、こうして当たり前のようにご飯が食べられることに幸せを感じられることが、広島で感性が研ぎ澄まされているという事だったのかもしれません。
