コロナ禍が始まったころ、広島にあるノートルダム清心中高の図書委員会からご連絡をいただきました。
全国のカトリック校の「祈りの場」の写真でつなぐ動画『祈りの環(わ)』プロジェクトへのお誘いでした。
それがきっかけで、現在月1回のペースで、ノートルダム清心だけでなく広島学院やノートルダム女学院(京都)とも交流が続いています。このような状況なのでオンラインですが、コロナ禍で失ったものだけでなく、得たものも多くあると感謝しています。
2月5日(土)はノートルダム清心主催で、広島在住の絵本作家・詩人のアーサー・ビナード氏をお招きし、ご自身の新著『ポチャッ ポチョッ イソップ カエルのくににつたわるおはなし』(作 アーサー・ビナード、絵 スズキ コージ、玉川大学出版)の読み聞かせと、平和をテーマにした講演会・ワークショップをオンラインで行っていただきました。
本校からは聖書研究会高2メンバーを中心に、広島学院の生徒も参加しました。こういったことができるのもオンラインならではでしょう。
平和という抽象的なテーマでしたが、参加生徒からは「食べること」「晴れた日の朝」「鳩」といった幸せムードの語句だけでなく、「平和について考えない(でいられる)こと」「家庭内の喧嘩」「読書」など極限状態ではなし得ないこと、さらには紛争など平和について考えさせられることまで多岐にわたる反応がありました。
残念ながら時間内に詩作までは至りませんでしたが、それは「宿題」ということに。こんなに嬉しい宿題なら大歓迎ですね。