先日、高校3年生にとって最後の公式戦があり、残念ながら予選リーグ敗退となりました。
最終戦は先週の疲れもあったかと思いますが、最後までよく頑張ってくれました。
この試合で高校3年生は引退です。
いつも、試合の後は顧問から生徒へ話をします。
私が初めて中1の担任をしたのが今の高校3年生たちで、いつも当たり前に体育館に来ていた彼らが、もう放課後に来なくなってしまうかと思うと、とても寂しい気持ちになり、私はあまりうまく話ができませんでした。
いつもは顧問が話をしてすぐに解散ですが、この日は最後に高3の白壁キャプテンに部員の前で話をしてもらいました。
「勝つことができなくて申し訳なかったです。自分はこのチームでキャプテンをやらせてもらって幸せでした。後輩たちはポテンシャルが高いから新チームでも頑張ってほしい。」
キャプテンとしてとても立派な姿でした。
集合場所であった生徒更衣室では僕たちのチームしか残っていませんでしたが、白壁くんの声がよく響き、寂しい気持ちと頑張らなくてはという気持ちが入り混じったなんとも言えない雰囲気でした。
こういう雰囲気は人生の中でそんなにたくさん味わえるものではないような気がしています。
お金を払って味わえるものでもありません。
最後までがんばり続けたからこそ体感できる特別な経験だと思います。
後輩たちは高3生の分まで今後も頑張ってくれることと期待しています。