聖光見聞録

美術部~生徒便り~【聖光見聞録951】

作成者: Shizuoka-Seiko|20/07/28 15:17

最前線で闘っている医療従事者の皆様、心よりお礼申し上げます。

国防とは、自国を侵略しようとする存在から、この国で暮らす全ての人の安全を保護するものであるそうです。

医療とは、どんな莫大な資産よりも、どんな強大な兵器よりも、直接的かつ持続可能な国防手段なのではないでしょうか。

今、私たちが少しの不便を感じながらも生活できているのは、医療従事者の皆様のおかげに他なりません。

医療分野に限らず、私たちが少しでも健やかな生活を送れるように尽力してくださっている、全ての方々に感謝します。

そのような方々に、静岡聖光学院美術部として、一つだけご提案をさせてください。

疲れたとき、先が見えず不安なとき、ほんの少しだけ時間をつくって、優しい創作物に触れてみてください。

小さい頃好きだった絵本、思い出の小説、可愛い木彫りの熊・・・なにに触れるかは自由です。

作品の中に込められている優しさは、見る人の心を豊かにし、明日へ歩く背中を押してくれる。そう信じています。

また皆で集まって、創作物の持つ豊かさに触れられることを願いつつ、今はおとなしく生活しています。

芸術では病気を治療することはできない。けれど、人の心を救うことはできる。

それが、私たちのポリシーです。

皆様の未来が価値あるものとなりますように。

投稿:美術部 部長