来たる4月29日(木)午後1時よりカトリック静岡教会にて、本校35期卒業生である上杉優太さんの司祭叙階式が行われます。司式はカトリック横浜教区長の梅村昌弘司教様です。新型コロナ感染症予防の観点から参列者は教区司祭団、家族、関係者のみとなりますが、式の模様はYouTubeにて配信される予定です。
ここで、恩師やご自身からのお話をもとに上杉さんを紹介させていただきます。
本校在学中の上杉さんは、明るく自然なこどもらしさのある生徒でした。穏やかで協調性があり、誰とでも分け隔てなく話ができる生徒でした。また、素直さと芯の強さを合わせ持っていました。所属していた物理部では、仲間とピンホールカメラや校舎内の照度の調査研究などに没頭し、学習のみならず部活動にも全力を注ぎました。聖書研究会の活動では、本校修道会の修道士やカトリック信者の教員とのふれ合いを通して、カトリックに親しみました。
本校を卒業後は法学部に進学し、大学院では法哲学を学びました。大学進学にあたり「何が正しいか」、「どう生きるべきか」を追求しようとした上杉さんは、博士課程進学か就職を迷い、ご自身の生き方の理想を考えるなかで、「苦しむ誰かを救うために自分をささげる愛に生きる生き方が素晴らしいものだ」と感じました。聖書の有名な箇所であるルカ福音書「善きサマリア人」のような生き方、イエス・キリストの生き方にあこがれを感じました。さらに、コリント書「愛の讃歌」に心を動かされ、身近な司祭の後押しもあり司祭養成のための神学院に入り司祭叙階を迎えるに至りました。
カトリック静岡教会では、以前にも本校卒業生の大橋和人神父様の叙階式が行われました。世の希望の光となる大きな歓びを、多くの皆様と共に分かち合いたいと思います。
当日の様子はYoutubeライブで配信いたします。↓