聖光見聞録

21世期型授業体験会【聖光見聞録987】

作成者: Shizuoka-Seiko|20/09/14 7:49

9月6日の日曜日に、小学生を対象にした「21世紀型授業体験会」を開催し、授業を担当させていただきました。

授業のミッションは「素敵な写真と、それにふさわしい言葉で「いいね!」を表現せよ!!そしてわかりやすく発表せよ!!」です。

本校では、全ての生徒がiPadを持ち、授業で活用しています。写真を撮ったり、動画を編集したり、プレゼン資料を作ったり、ちょっとしたプログラミングをしたり。そんな本校の授業の一端に少しでも触れてもらおうと、上のような授業を行いました。

学校敷地内全てを使って、気のむくまま、思うがままに写真を撮り、その写真を見ながら、なんとなく心に湧き上がる言葉とその写真を組み合わせる。一見すると簡単なことのようですが、大人は悩んでしまいます。「どんな写真を撮ろう?」「どんな言葉にしよう?」「どんな作品にすればいいんだろう?」と。

小学生のお子さんたちは、そんなことお構いなしに、自分の直感、なんとなく「いいな」と思った写真を、思い浮かぶままの言葉で表現していきます。完成した作品には、我々大人が見落としがちな視点や、その子ならではの視点、また物事の考え方、捉え方が溢れていて、「おーーーっ」と感動してしまうものもたくさんありました。



写真は瞬間を切り取るもの。だから、一枚と同じ写真はありません。それは狙って撮影できるものもあれば、できないものもある。むしろ後者の方が多いのでしょう。

そんな写真に言葉を組み合わせながら、むしろ写真に導かれるように言葉が紡ぎ出され、一つの作品ができあがる。写真だけでも、言葉だけでも、そのどちらかが足りなくても完成しない作品。その作品はいずれも素晴らしいものばかりでした。

また、参加者には、大勢の他の参加者の前で、簡単なプレゼンテーションをやってもらいました。自分がなぜその写真を撮影したのか、なぜその言葉にしたのか。理由を語りながら、自分がどんなことに興味関心を持っているか、どんな期待を中学生活に抱いているか、そんなことを感じてくれた2時間となりました。

参加してくれた生徒さんからは、

「みんなの色々な感性を持っていて面白かったです。」
「みんなの考えを見たり聞いたりして、そうなんだという驚きがたくさんあったので新しいことをたくさん知れて、楽しかったです。」
「他の人のいろいろな発想のプレゼンテーションをきけてとても良い勉強になりました。」

といったアンケートをいただきました。

雨が心配されましたが、良い天気で、絶好の授業日和となりました。

参加者の皆さん、ありがとうございました!
投稿:国語科教諭