本校有志生徒と焼津水産高校と共同で取り組んでおります水中ドローンのプロジェクトですが、
9月に3つの学会に参加し、高3の塩澤羚くんがポスター発表をいたしました。
<<参加学会>>
① 日本地理学会2025年秋季学術大会 高校生ポスターセッション (オンライン)
タイトル「船内GPS及び撮影機能を有する水中ドローンを用いた静岡県浜名湖における海底モニタリング調査」
② 日本植物学会 第89回大会 (9/20 開催)
タイトル「水中ドローンを用いたアマモ場のモニタリング技術の研究」
③ 令和7年 水産学会秋季大会 高校生発表 (9/26 開催)
タイトル「水中ドローンを用いたアマモ場分布計測手法の開発」
いずれの学会も事前に提出した研究要旨や研究計画が採択されたチームの発表だったこともあり、
レベルの高い研究が多い中での発表となりました。
本プロジェクト創設以来はじめて学術学会へ参加しましたが、コアタイムでは大学の研究者の前で堂々と成果を発信し、多くのアドバイスをいただきました。
何よりも、工夫と情熱に溢れた他の高校生や大学生の研究発表を聞くことができたことも水中ドローンチームにとって大きな刺激となりました。
参加した塩澤くんが「最初は大学進学のための実績づくりのために学会にチャレンジしたが、将来研究職に就きたいという気持ちが一層高まる機会となった。自分の英語力で海外出身の研究者の方々と円滑にコミュニケーションでき、研究の話題で議論できたことは大変嬉しく自信になった。」と話してくれたことが、大変印象的で嬉しく思いました。
現在、本プロジェクトは浜名湖周辺を管轄する浜名漁協様・日本財団からのご支援とご協力をいただき、水中ドローンを活用して海中の藻場の減少と環境問題に着目して活動をしております。
本プロジェクトを通してものづくりや環境問題への関心を持ってくれることを願っています。