静岡雙葉学園講堂講演会FUTABA中高生PEACEプロジェクトepisode 2
広島市近郊に住んでいた講師の箕牧(みまき)さんは3歳の時お母様と、原爆投下後3日目にお父様(広島機関区に勤務)を探しに行き、被爆しました。私たちは初めてまざまざと広島の中からの話しを聴き、当時を再現した画(現在の高校生が描いた)のスライドとともに追体験しました。また箕牧さんは戦後アメリカで原爆の話をした時のことも語って下さいました。
以下参加した生徒の感想です。
「自分たちが生まれる前、戦禍で大変な生活を送らざるを得なかったこと、何より命をなくすことが、本当にかわいそうだと思う。親を失った子どもが生き延びていくことがすごい。
死んだ母親のお乳を吸い続ける赤ん坊のことが忘れられない。」
「原爆の技術には興味があった。しかし話を聞くまで、広島で何があったか全く想像しなかった。戦争、とりわけ原爆投下によって引き起こされた恐怖の場にもし自分がいたら、到底その事実を受け入れることが出来ない。同じ悲劇が繰り返されないようにと心に誓った。その方法を模索し続ける。日常にもそのヒントはあるだろう。」
箕牧さんははっきりとおっしゃいました。
「先生・大人の方々、この若者達が戦争に行かない行かせない将来を約束してください。」
講演終了後、箕牧さんへ本校高校1年生の質問をする為に残った私たちは、ご本人と雙葉の生徒さん達と交流するたのしい時間を持つことができました。静岡雙葉の皆様と箕牧さんにこころより感謝します。平和への課題を受け取りました。 宗教部教員