３月18日に令和３年度修了式と中学校卒業式、そして離任式が行われました。

でも登壇こそしませんでしたが、営繕にも離任者がいました。
営繕は学校の環境設備などを整える用務員や技能員のようなものだと思っていただければいいでしょうか。
そして営繕さんの離任を知った中１生が私のところに来ました。その営繕さんのところに行き、「ありがとうございました」と言いたいと。

学校にいる大人というと、良くも悪くも教員ばかりが目立ちます。でも事務や営繕という縁の下の力持ちがいなければ、授業もできないし、安全な学校生活も送れません。
本当に大変な仕事なのに裏方にはなかなか光が当たらず、私たちも心苦しく思っていました。

それだけに今回の生徒からの声は嬉しく、誇らしく思いました。ご家族からの愛情を受けて育ったからこそ、人を思いやれるのでしょう。

無事営繕さんにお礼を言えて、寂しそうな中にもホッとしたような彼の顔は、いつのまにかちょっとだけ大人になっていました。